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第77回日本胸部外科学会定期学術集会が開催されました

第77回日本胸部外科学会定期学術集会
開催日:2024年11月1日~4日
開催地:石川県立音楽堂・ホテル日航金沢・ANAクラウンプラザホテル金沢

2024年11月1日から4日間、石川・金沢で第77回日本胸部外科学会定期学術集会が開催され、当講座からも多数の医師が発表しました。

〇スポンサードセミナー 最新の大動脈解離治療の戦略と低侵襲治療の取り組み -大動脈解離におけるTEVAR治療戦略の進化と最新の臨床成績-

大塚 裕之:「TEVAR Management Following the Frozen Elephant Trunk Procedure」

当科で施行した急性A型大動脈解離に対する全弓部置換術後の予後不良因子に関する発表を行いました。

〇シンポジウム8 大動脈弁狭窄症―Lifetime managementを考慮した人工弁、術式の選択

高瀬谷 徹:「若年患者におけるTAVI適応拡大への警鐘 TAV-in-TAVは本当に可能なのか?」

近年適応が拡大しているTAVIについて外科医の立場から当科のデータを発表させていただきました。今回の発表で外科医もTAVIに興味を持ってもらえると有り難いと思います。

〇パネルディスカッション1 急性心不全に対する最新のデバイス戦略~bridge to Surgeryからpost cardiotomy shockまで~

高木 数実:「術前にインペラを導入した心原性ショックを伴う虚血性心疾患の外科治療成績」

近年、急速に発展しつつある循環補助装置「インペラ」を用いた心原性ショックに対する外科治療の成績について報告しました。心臓血管外科では救命センターCCUと協力しながら、福岡県南部を中心とした医療圏の心原性ショック治療に積極的に取り組んでいます。

〇Rapid Fire セッション 弁膜症:大動脈弁2

高木 数実:「インスピリス Resiliaによる大動脈弁置換術後の血行動態」

新しい世代の生体弁である「インスピリス」の当科での経験について報告しました。
人工弁の機能評価は当科で脈々と引き継がれてきた大きなテーマの一つです。今後もこのような研究を継続し発信していきたいと思います。

〇Rapid Fire セッション 呼吸器8:検査・診断・その他

横山新太郎:「働き方改革へのヒントを得たドイツ呼吸器外科 チームへの臨床留学経験」

ドイツ臨床留学中に垣間見たドイツ呼吸器外科医の効率的な働き方について、tipsを報告しました。当科では診療・研究・教育の質を向上させながらワークライフバランスを保つ取り組みを今後も継続してまいります。

〇ビデオワークショップ 食道癌手術における術中副損傷への対応、開胸移行

中川 将視:「食道癌術後に発症した気管膜様部穿孔に対して保存的加療で治癒した2例」