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Da-Vinci

手術支援ロボット「ダヴィンチ」

ロボット支援下手術(ダヴィンチ手術)のご案内

これまでの腹腔鏡下手術の利点をさらに向上させうる次世代の医療技術です。ロボットと言ってもAIがメスを持って勝手に行うものではありません。“外科医による腹腔鏡下手術をコンピューター制御で支援するロボット”になります。われわれが使用する手術支援ロボットは、intuitive surgical社の“da Vinci(ダヴィンチ)”です。ダヴィンチを用いることで、外科医は自然な奥行き感が得られる立体的な画像を見ながら、手ブレ防止機能と術者の思った通り自由に曲がる多関節鉗子を操って、複雑で細やかな動きをすることができます。このため、従来の腹腔鏡下手術と比べて、より繊細で安全性の高い手術治療が期待されています。 詳細は当科ホームページ、もしくは大学病院ホームページをご覧ください。

ロボット手術(ダヴィンチ手術)の保険適応について

当院外科学講座では2018年2月よりロボット支援手術を導入しております。2018年4月・2022年4月にそれぞれダヴィンチの保険適用範囲が大幅に拡大され、各グループで積極的にロボット支援手術を行っております。
保険適用のダヴィンチ手術の費用については、限度額適用認定証をご提示の場合は、病院窓口での負担額が限度額までの金額となります。以下の疾患に対して保険診療にて行っております。詳しくは各診療科にご相談ください。

実績

消化器外科 食道

2023年12月より開始しました。

手術実績3例:(2024年3月現在)
保険適応食道悪性腫瘍
疾患・術式食道癌

消化器外科 胃

 

手術実績210例(2024年3月現在)
保険適応胃癌
疾患・術式幽門側胃切除術、胃全摘術、噴門側胃切除術

消化器外科 大腸

2022年8月から結腸癌に対しても施行しています。

手術実績118例:直腸104例、結腸14例(2024年3月現在)
保険適応直腸癌・結腸癌
疾患・術式結腸切除(部分切除・結腸半切除)、前方切除術、ISR、APR

肝胆膵外科

2023年1月からロボット支援下肝切除を導入しました。

手術実績46例(2024年3月現在)
保険適応肝臓悪性腫瘍
疾患・術式肝切除

呼吸器外科

 

手術実績55例:肺葉切除52例、区域切除3例(2023年3月現在)
保険適応肺悪性腫瘍・縦隔腫瘍
疾患・術式(区域切除術、葉切除術、全摘術)、縦隔腫瘍、重症筋無力症に対する拡大胸腺摘出術