MENU

センチネルリンパ節生検

センチネルリンパ節生検

センチネルリンパ節とは

センチネルリンパ節とは、乳房内からのリンパ流が最初にたどりつくリンパ節と定義され、乳癌細胞が最初に転移しやすいリンパ節と考えられます。
乳癌手術の際にセンチネルリンパ節を見つけ摘出し、転移の有無を評価する一連の検査を「センチネルリンパ節生検」と呼びます。センチネルリンパ節に転移がなければ、それ以外のリンパ節にも転移がある可能性は非常に低いと考えられますので、腋窩リンパ節郭清を省略することが可能になります。

センチネルリンパ節生検

通常、センチネルリンパ節生検は乳房の手術の際に同時に行います。当院ではセンチネルリンパ節生検時、色素法・蛍光法・RI法の3つを併用したTriple tracer法にて実施しています。
センチネルリンパ節生検により、従来腋窩リンパ節郭清に伴う同側上肢のリンパ浮腫、感覚異常、運動障害等の合併症を軽減することにもつながります。現在、術前化学療法症例においても実施しています。Triple tracer法を行うことにより、術前化学療法症例も含めて、センチネルリンパ節の同定率の向上と偽陰性率の低下を目指しています。

今回、当科のセンチネルリンパ節生検の手術手技動画がKarl Storz社より作成されました。

引用:KARL STORZ
治療に関する問い合わせ

乳腺外科・一般外科総合外来

TEL0942-31-7612
FAX0942-31-7612
E-mailgeka-group@kurume-u.ac.jp