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第53回九州食道疾患症例検討会が開催されました

2026年3月20日(金)、熊本大学病院 山﨑記念館にて「第53回 九州食道疾患症例検討会」が開催されました。

本検討会では、食道疾患における困難症例や合併症への対応などについて症例報告が行われ、各施設の経験や最新の知見をもとに活発な議論が交わされます。現在対応に苦慮している症例についても多角的な助言を得られる、非常に実践的な会です。

今回、当院からは切除不能進行食道癌に対する化学療法中に発症した食道穿孔症例について報告しました。根治的化学放射線療法は強力な腫瘍制御が期待できる一方で、食道穿孔など重篤な合併症を来す可能性があります。食道穿孔や縦隔炎に対しては、ドレナージを含む適切な治療介入が重要であり、頸部からのアプローチや胸腔からのアプローチなど、複数の選択肢について各施設の考え方を伺うことができました。
他大学からの報告も含め、非常に学びの多い検討会でした。今回得られた知見を、当院における今後の診療に活かしていきたいと思います。
(消化器外科 上部消化管グループ 中川将視)