MENU

(消化器部門報告)第79回日本胸部外科学会定期学術集会が開催されました

2026年10月20日より国立京都国際会館にて「第79回日本胸部外科学会定期学術集会」が開催されました。

本学会は、心臓血管外科、呼吸器外科、食道外科の3領域が一堂に会し、最新の治療戦略や手術手技、研究成果について議論が行われる国内有数の学術集会です。今回、当科からも2演題を発表し、日頃の診療・研究成果について報告しました。食道外科領域では、ロボット支援手術の有用性や手術手技の工夫、局所進行食道癌に対する治療戦略など、さまざまなテーマについて活発な議論が行われました。特に、T3br/T4食道癌に対して、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を含む薬物療法によって病勢を制御し、切除可能となった症例に対して外科的治療を検討するなど、集学的治療の新たな可能性が示されました。今後、治療成績の蓄積により、進行食道癌に対する治療選択肢がさらに広がることが期待されます。また、ロボット支援手術についても、従来の胸腔鏡手術との比較や各施設における手技の工夫など、多くの知見を得ることができました。今回の学会で得られた知見を、今後の食道癌診療や手術手技の向上に活かしていきたいと思います。
(消化器外科 上部消化管グループ 中川将視)

第79回日本胸部外科学会定期学術集会
開催日:2026年10月20日(火)~22日(木)
開催地:国立京都国際会館

〇ポスター3 周術期管理・合併症
中川将視:「食道癌術後の肺炎発症とリスク因子の検討」
〇ポスター4 食道切除後再建1
最所公平:「サーキュラーステイプラー吻合における吻合部緊張緩和の工夫とその有効性」