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大木隆生先生(東京慈恵医科大学外科学講座教授)による大学院特別講義『衣食足りたらトキメキを求めよ トキメキファインダーの足跡』を開催しました

11月6日(木)に東京慈恵医科大学外科学講座教授 大木隆生先生に「衣食足りたらトキメキを求めよ トキメキファインダーの足跡」のテーマでご講演を頂きました。

アメリカでの血管外科教授職を投げうって帰国され、日本の血管外科治療の向上に寄与された先生です。講演の中では既存の常識を疑い、自身の求めるものを探求し続けなさいと強いメッセージを発信いただき、過去に出演されたNHKプロフェッショナルの裏話しまでお話し下さいました。外科専攻医、研修医さらに多くの学生も参加し、講演終了後は学生からの質疑にも丁寧にご回答下さりました。

翌日には遠位弓部大動脈瘤に対して、大木教授自ら開発されたRIBS( Retrograde In-situ Branched stent grafting) を執刀いただきました。

手術は指導も含めて3時間程度で終了し、かつては人工心肺を用いた7~8時間の手術、さらに術後の回復にも時間を要していたことを考えても、革新的な治療であり当科としても低侵襲治療推進の大きな一歩であったと思われます。(心臓血管外科 新谷悠介 古野哲慎)